ビジネス寓話から学ぶ:3人のレンガ職人の仕事における働きがいを考える
2020/12/08
イソップ童話で「3人のレンガ職人」というお話があります。
「3人のレンガ職人」という寓話は、自身のエンゲージメントが大きく左右されることを学ぶことができます。
今回は、「3人のレンガ職人の仕事における働きがいを考える」について寓話を通じてご紹介します。
3人のレンガ職人
ある旅人が町を歩いているとレンガを積んでいる3人の職人を見かけ、「あなたはここで一体何をしているのですか?」と訪ねました。
一人目の職人
「見ればわかるだろう、レンガ積みをしているのさ。雨の日も暑い日も寒い日もレンガ積みだ。なぜこんなことをやらなければいけないかついてない。」
二人目の職人
「ここで大きな壁をつくっているんだ。この壁を作るのが俺の仕事なんだ。俺は家族を養っていく必要がある。仕事があるから家族も食べていけるんだ。」
三人目の職人
「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみをはらうんだよ。どうだ、素晴らしいだろう。」
3人のレンガ職人にはそれぞれ仕事に対する捉え方が違う
3人のレンガ職人は、レンガ積むという仕事を一人目の職人は「ジョブ」、二人目の職人は「キャリア」、三人目の職人は「コーリング」と捉えています。
同じ仕事でも仕事に対する価値観によって働く動機や周囲への影響を大きく変わってくることが言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どのような職業や地位に就いていても、仕事自体を「ジョブ」として捉えるのか、「キャリア」として捉えるのか、「コーリング」として捉えるのか、可能です。
仕事を「コーリング」として捉えることができれば個人の働きがい(エンゲージメント)を高めることができるでしょう。
ルーティーンワークの仕事をしているひとでも捉え方一つによって自分の仕事の価値観を大きく変えることができます。
充実した人生を望むのであれば、コーリングとして捉えることができるような仕事をすることです。
コーリングとして捉えるのかジョブとして捉えるのか、キャリアとして捉えるのかはわたしたち次第です。