ビジネス寓話から学ぶ:毛利元就はチームビルディングのパイオニアだった
2020/10/08
戦国武将の毛利元就が書いた「三子教訓状」ががあります。
「三子教訓状」は、元就が亡くなる前に3人の息子に書いた訓状で、チームビルディングの大切さを教えてくれます。
今回は毛利元就はチームビルディングの先生であった「三子教訓状」についてご紹介します。
三子教訓状
晩年の元就が病床に伏していたある日、隆元・元春・隆景の息子の3人が枕もとに呼び出されました。
元就は、まずは1本の矢を息子たちに渡し「折ってみよ」と命じて折らせました。
次に元就は、3本の矢束を息子たちに渡し「折ってみよ」と命じましたが、息子たちは折ることができませんでした。
そして元就は、「1本の矢では簡単に折れるが、3本まとめると容易に折れない。3人共々がよく結束して毛利家を守って欲しい」と告げました。
このお話から学べること
このお話は、実際には元就より先に隆元がこの世を去っており、臨終の床で直に息子に伝えることは不可能だったため「三子教訓状」をもとにした後世の創作とされています。
しかし、この創作からチームで力を合わせてものごとに取り組むことでより大きな難題や課題を超えることができることを教えてくれます。
1人できることは限られているけど、3人で力を合わせることでより大きなことへの挑戦や取り組みができることはチームで働くうえでも参考になる教育ですよね。